生活道具として、沖縄県民に愛され続けるやちむん。
沖縄の言葉で「焼き物」という意味で、伝統的な作り方を受け継ぐ一方、
オリジナルのデザインや色合いの器も増えています。
印象的な青色のやちむんを作陶するのは、佐藤慎児さん。
うるま市の海中道路近くで「うるま陶器」という工房を構えています。
工房の隣にある直売処では、カップやお皿、ゴブレットなど、たくさんの作品がずらり。
器は丸みを帯びたやわらなかなフォルムが多く、爽やかな青色とも好相性です。
佐藤さんが「うるまブルー」と名付けたこの青は、飛行機の窓から見えた
真下に広がる沖縄の海をイメージしたものだとか。
眺めていると、青のグラデーションからは、水の透明度や海の深さを
デコボコとした陶器の表面からは、波のしぶきなどが思い描かれます。
旅の思い出と一緒に、お気に入りの器を持ち帰ってはいかがでしょうか。
うるま陶器
所在地/沖縄県うるま市与那城屋慶名405
電話/090-7274-0565
営業時間/11:00〜18:00
定休日/不定休
掲載日 2020年3月3日