美しい海に恵まれた沖縄は、天然塩の産地としても有名。 うるま市の離島、浜比嘉島には、「流下式塩田」という 昔ながらの製塩方法で天然塩を作る工房「高江洲製塩所」があります。
「流下式塩田」は、海水の水分を太陽と風の力で蒸発させ、 じっくりと時間をかけて塩分濃度を上げていく製法。 濃縮された海水は、平釜に移動して手作業でじっくりと炊き上げます。 実際に使っている「流下式塩田」の装置は見学可能。 満潮時に海水を取水することから始まる塩作りの工程を、 塩職人の高江洲優さんが丁寧に解説してくれます。 お話によると、この製法による塩づくりは、雨が降ったり湿度が高いと蒸発が止まるため、 天候や季節に左右され、大量生産ができないのだそう。 まさに、自然と共に生きる塩。
豊かな自然が残る浜比嘉島だからこそ生み出せる100%天然の貴重な塩なのです。 世界にひとつだけのマイソルトができる塩づくり体験もできます。 浜比嘉島の海水のみを使い、自然の力だけで濃縮させた塩は、ミネラル豊富でまろやか。 完成した塩は、工房自家製のオリジナルの壷に入れて持ち帰れます。
塩工房の奥には、エメラルドグリーンの美しい海が広がる天然のビーチ。 工房見学や塩づくり体験の合間に遊べるようになっています。 この海からおいしい塩が作られる。そんな実感を目の前にビーチで過ごせるのも、 ここならではの魅力ですね。
高江洲製塩所
所在地/うるま市勝連比嘉1597
電話/098-977-8667
営業時間/10:00~16:00(月~金)、10:00~15:00(土)
定休日/年中無休 ※雨天時は臨時休業