沖縄本島中部の東海岸に広がるうるま市の中から24のシーンを切り取り、

とっておきの写真を募るフォトコンテスト

「うるま時間24景インスタグラムフォトコンテスト」が開催されました。

昨年の11月から今年の1月末まで、約2カ月半という短い期間にも関わらず、

昨今流行しているSNS・インスタグラムを活用したこともあり、

648通を超える写真が投稿されました。

寄せられた作品の中から、各シーンの部門賞と

総合グランプリ作品が決定しました。

24のシーンには、世界遺産に登録されている「勝連城跡」のほか、

観光客だけでなく沖縄県民のドライブスポットにもなっている「海中道路」、

絶景が望める「果報バンタ」、

毎年2万人もの来場者を集めるアートイベント「イチハナリアートプロジェクト+3」、

さらには、うるま市の日常を切り取った「朝日」「夕景」など、

うるま市ならではのテーマを選定。

総合グランプリは、審査員により

「これぞ海中道路からの眺め! 思わずシャッターを切りたくなる感動が、うまく切り取られている」と絶賛された、

海中道路からの見事な一瞬を切り取った「gushiken.74」さんの1枚。

地元の人でも毎日何らかの感動を与えてくれる

海中道路からの景観を切り取っています。

「決め手となったのは、右下に写り込んでいる女子高生だった」と、

審査員の一人、地元・伊計島在住のカメラマン・東将寛さんは語ります。

その理由について、東さんは

写真の技術では、他の方の作品のほうが優れていると思います。

しかし、今回のテーマが『うるま市の日常風景』と考えた時、

私はうるま市には、毎日のように『感動』があると思っています。

そうした時に、風景に感動して思わず写真を撮っている人を作品に入れているという点で、

ここが人を感動させる場所だということが伝わってきます」と、

評価のポイントを解説してくれました。

また、「gushiken.74」さんから、「グランプリを頂けて、子供心に嬉しいです!

朝夕に娘の送迎で通る『うるま市』。おいで、おいでと言うように、

空や風がいろんな風景を教えてくれました。

車を降りて眺める『うるま市』はどこもかしこも美しく、穏やかな時間を感じます。

本当にありがとうございました」と喜びのコメントが届きました。

ほか、部門賞を受賞した作品からいくつか紹介します。

こちらは「勝連城跡」。

「ダイナミックな風景。歴史の重圧感さえある。青空、城壁、緑のコントラストが美しい」と、審査員に評価されました。

また、東さんが最後までグランプリ作品候補として悩んだ「伊計大橋」は、

「天候が素晴らしい」「特徴を映し出している。らしさが解りやすい。

特徴的な赤い色が出ている。美しい自然のなかにある赤い橋」と、

青と赤と緑のコントラストと構図で高評価でした。

神聖な場所である「シヌグ堂」と「シルミチュー」は、

どちらも印象的な光を取り入れていました。

また、「手前の映り込みに臨場感がある」

「おそらくここにしかない風景。構図がよい」という評価を得た「屋慶名海峡」は、

まだまだ知られていない絶景を切り取った1枚に。

そして、「天使の梯子(薄明光線)が届く素朴な街並みが素晴らしい。

光のカーテンに圧倒されました」と、

審査員たちをうならせた写真も多数寄せられました。

今回のコンテストでは、24のシーンを切り取りましたが、

うるま市には、まだまだ“感動するシーン”があります。

日常や旅先で見つけたら、ぜひ写真で切り取ってみてください。

 

“648のうるま”が生まれた「24景インスタグラムフォトコンテスト」グランプリが決定

すべての部門賞は下記のサイトからご覧いただけます。

たくさんのご応募、ありがとうございました。

http://www.urumajikan.com/uruma24_kekka/

掲載日 2018年2月28日