沖縄観光で欠かせないドライブ。このドライブのかたちを、大きく変えようとしている自動車が今、沖縄県のうるま市で作られています。

この新しい自動車は、うるま市の一般社団法人ものづくりネットワーク沖縄が沖縄ヤマハの車両をベースに開発した「コミュニティビークル」という電気自動車。時速20キロ未満であれば公道でも走ることができます。

電気自動車の一般的な特徴として排ガスが出ない、音が静かなどありますが、コミュニティビークルのポイントはそこだけではありません。

従来の電気自動車より車高が低く、子供やお年寄りが乗り降りしやすくて小回りも効き、人にも環境にも優しい改良がされた新しい電気自動車です。

沖縄の海風や、木陰から吹いてくるそよ風を感じて気持ちいいいゆったりとした沖縄観光が楽しめそう。

このコミュニティビークル初の試乗体験が2018年12月15・16日に開催されたうるま市産業まつりで行われました。

会場内ではコミュニティビークルの試乗だけではなく、うるま市で生産される野菜や果物、二次加工される物産が一堂に集められ、訪れた人の目や舌を楽しませていました。

そのほかにも、うるまのヒーロー伝統神ウルマーや闘牛戦士ワイドーショーなど、たくさんのプログラムも用意されており会場は大盛況です。

コミュニティビークルの試乗体験を待つ人たちの顔も期待であふれています。

特に楽しそうにしていたのは小さなこどもたちで「ゆっくり走ってて、風が気持ちよかった。」「遊園地みたいで、楽しかった!」と大満足の様子。

大人も「普段通っている道が、違った景色に見えて新鮮でした。海沿いを走ると気持ちよさそう。」「ゆっくり走るので、写真が撮りやすかった!」と、笑顔が絶えない試乗体験になりました。

この事業を進めるうるま市に話を聞くと「コミュニティビークルをきっかけに、地域のものづくりを元気にすることが目的です。この電気自動車をうるま市で作ることで雇用促進をはかることが一つですが、観光にも積極的に利用したいと思っています。両サイドの扉がなく、ゆっくり走ることを利点に、通常のドライブでは感じにくい自然の香りや音、風などを感じてもらう特別な観光のかたちを作り出したい。」と、語っていました。

また「海中道路や勝連城跡、島しょ地域や津堅島をコミュニティビークルで走ることができたら、老若男女多くの人たちが沖縄、うるま市を肌で感じ楽しむことができるはず。」と期待に胸を膨らませている様子でした。

コミュニティビークルはまだ実証実験中。今後、観光で活躍できるよう更なる実験を進めていきます。次回は3月2日・3日にうるま市豊原のABLOうるまで試乗会を開催します。ぜひ体験しに行ってみてくださいね。

 

 

 

 

メイド・イン うるま !の電気自動車でうるま市をのんびり走ろう!

一般社団法人ものづくりネットワーク沖縄

所在地/沖縄県うるま市勝連南風原5192-30

電話/098-923-0877

HP/ http://mdn-okinawa.or.jp/

掲載日 2018年3月1日