2000年に世界遺産関連遺産群に登録された勝連城跡で
2日間に渡り開催される「ぐしく島唄あしび」。
勝連城にうるま市の唄者(うたしゃ)が集い、
地元の泡盛を飲みながら島唄三昧。
島の味と伝統文化が味わえる、贅沢なイベントです。
この日を楽しみにしていた地元の民謡ファンは早くから足を運び、
唄者との掛け合いを楽しんでいます。
「あしび」とは沖縄の言葉で「遊び」を意味します。
夕暮れから若い男女が芝生や浜辺に集って、
酒や料理をたしなみながら唄や舞を堪能する習慣「もうあしび」。
現代の若者たちは「ビーチパーティー」という名前で、
現代風の「あしび」を楽しんでいます。
勝連城跡をバックに凛とした出で立ちで民謡を奏でる唄者たち。
うるま市は古くから民謡が歌い継がれ、
文化・芸能が盛んな地域として有名です。
実力ある唄者たちが一堂に集まり、
世界遺産の目の前で見事な民謡や舞踊を披露。
会場には泡盛だけでなく、地元の特産品も販売しています。
「南の島ならではの楽しみ方を世界遺産でやってしまおう!しかも泡盛飲み放題で!」
なんて企画が本当に実現してしまうところもうるま市の魅力です。
「地域の象徴的な存在である世界遺産勝連城跡で歌うと、身が引き締まります」
と語るのは、毎年出演する若手実力派の唄者・神谷千尋さん。
フィナーレには演者や客、一同が陽気に踊るカチャーシー。
三線、舞踊、民謡、エイサーなど伝統芸能満載のイベント。
沖縄好きなら、この日の為に合わせて旅行プランを立てたくなりますね。
「ぐしく島唄あしび」
所在地/世界遺産勝連城跡
電話/098-978-0077(うるま市観光物産協会)
営業時間/毎年6月開催予定
MAIL/info@uruma-ru.jp