勝連半島から海中道路を通って、
浜比嘉大橋を渡った先にある浜比嘉島(はまひがじま)へ。
いつも車で訪れていますが、今日は、浜比嘉島のゆったりと流れる時に身を任せながら、
マイカメラを持って、歩いて島を楽しみましょう。
すると、穏やかな雰囲気に包まれた、ありのままの島の風景に出逢うことができました。
海岸線をゆっくり歩いていくと、天然のビーチが。
穏やかな波音を響かせる海の向こうには、水平線と周辺の島々が望めます。
大海原へと繰り出す漁船。もずくを採りに行くのかな?
干潮のこの日、砂浜からちょっと沖まで歩きます。
普段は海水に浸かっているはずのこの場所には、波が創り出した、綺麗な模様が描かれていました。
ビーチの傍は大きな岩が佇んでいて、幻想的な雰囲気。
まるで真水のような海水はこの透明度です!
続いて訪れた拝所“シルミチュー”。
ここは、琉球開闢(かいびゃく)の祖神、アマミキヨとシネリキヨの居住跡。
子宝に恵まれるパワースポットとしても有名です。
緑豊かなこの場所は、太陽の陽射しが強い日でも、
木々の合間から射す木漏れ日によって、訪れる人を穏やかで神秘的な空間で包みます。
カメラを頭上に向けると、
生き生きとした木の葉が陽の光を浴び、緑色のトーンが一段と上がって見えました。
太い幹から延びる大小の枝が、美しい造形美を感じさせてくれます。
さて、島さんぽはまだまだ続きます。
シルミチューを後にして、畑が続く道をてくてく歩いていくと…
道端には淡い色をしたお花が並んでいます。
おや? よく見ると、一つひとつのお花に働き蜂の姿が。
みな一生懸命に蜜を採っています。
働き蜂には休みなんてないのですよね、働き蜂さん、ごくろうさまです。
さまざまな植物の生えている浜比嘉島。
心地よい風になびいて、サワサワと揺れる植物たち。
風の向くまま、気の向くまま、続いては集落内へ。
まだまだ古民家が多く残る浜比嘉島の集落。
赤瓦や真っ白な瓦、セメント色の瓦など、それぞれに違う趣を見せる家が点在しています。
あれ? 屋根の上にはちょっと面白い表情のシーサーが。
その傍らにちょこんと寄り添う小鳥。
この距離感がなんとも言えません。もちろん、カメラでパシャリ!
こういった光景が見られるのも島さんぽならではです。
長い歳月を感じさせる石垣が、より集落内の風情を演出しています。
カメラを持ってのんびりと歩く“島さんぽ”。
車では味わうことができない、島の魅力を発見することができました。
浜比嘉島のほかにも、平安座島(へんざじま)や宮城島、伊計島、津堅島と、
うるま市には4つの離島があり、それぞれの島に景色や自然など個性があります。
ぜひ、あなたもカメラを持って、じっくりと島を歩いてみませんか?
さてと、次はどの島に行こうかな。
浜比嘉島
うるま市の観光情報についてはこちらまで↓
一般社団法人 うるま市観光物産協会
電話/098-978-0077
http://uruma-ru.jp/
※撮影:ヒガシマサヒロ(13、14、16枚目)