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「絶景」には人を癒す効果があります。

うるま市の石川・山城にも、そんな絶景があります。

自然豊かな高台にある「石川高原展望台」。

東シナ海と太平洋の両方を眺めることができるポイントです。

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入口では、緑に映える東屋がお出迎え。

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その先に続く丸太で縁取られた階段を上っていくと、

ひんやりとした森の空気と、濃い緑の香りが辺りを包みます。

階段の左側には、桜並木。

開花シーズンには、また違った山の顔を見せてくれますよ。

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山頂に行くまでに、目を楽しませてくれる森の植物たちも、見どころの1つ。

可憐な黄色の花、

秋の気配を感じるススキ、

風にそよぐ穂の音に心がなごみます。

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長い階段が続くので、ゆっくり上ってください。

階段の途中に休憩場所があるので、無理せずひと休みして下さいね。

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山頂に着くと、見晴らしが良い場所に設置される一等三角点があります。

実はここは“妙山(みょうやま)”と呼ばれる標高201mの山。

否応なしに絶景への期待感が高まりますね。

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そして、視界前方におもちゃのコマのようなかわいらしい外観の展望台が!

さらに上ってみると、

石川高原展望台

ついに…

汗を拭うのも忘れるくらい

思わず息をのんでしまうほどの大パノラマが眼下に広がります。

ここは沖縄本島の最狭部で、西海岸から東海岸までの距離は約4キロほど。

左側に見える海が東シナ海、右側が太平洋、

中央に見える山は恩納岳です。

空の青、海の碧、山の緑…自然が織りなすコントラストが

視界のトーンを優しく調整してきます。

ここから、四方をチェックしていきましょう!

まずは、東シナ海側。

151027恩納村

大きな建物は恩納村のホテル。その向こうに見えるのは本部半島です。

151027残波岬

南側には読谷村にある残波岬も見えます。

151027石川市街

石川の市街地も見えますね。

太平洋側を眺めてみましょう。

151027金武

大きな煙突は石川石炭火力発電所。

金武(きん)湾を挟み、

さらに向こうに見えるのは金武火力発電所です。

151027島嶼

東側の海の向こうに見えるのはうるま市の伊計島、

宮城島、石油基地の白いタンクが見える平安座(へんざ)島、浜比嘉島。

151027沖縄市

瑞慶山(ずけやま)ダムの向こうには、沖縄市が見えます。

こうして見ると、沖縄は細長く、海に囲まれた島なのだと改めて実感。

時折吹きぬけていく風が心地よく、

絶景に意識を奪われ、ついつい見入ってしまいます。

ビデオカメラで動画を撮影している人や、携帯カメラのパノラマ機能で撮影している人の姿も。

ここでは自分の眼でその絶景を焼き付けてみてはいかがですか。

“心のカメラ”なら、その時の風の心地よさ、

穂を揺らす風の音とともに、情景を思い出せるでしょう。

「石川高原展望台」で心のシャッターを切りましょう

石川高原展望台

所在地/沖縄県うるま市石川山城