うるま市随一の観光スポット、海中道路の周辺には、
真っ白な砂地が続く、遠浅の美しい海があります。
金武湾(きんわん)に面している浅瀬は、波が穏やかで、
さまざまなマリンスポーツを楽しむには最適な場所です。
7月、夏真っ盛りのある晴れた日、
初心者でも安心してできるという、シーカヤックを体験してみました。
まずは、海中道路真ん中にある「うるま市観光物産協会事務所」で受付。
3日前までの事前予約が必要です。
陽射しが強い日は、長袖長ズボン、帽子、サングラスの着用がオススメ。
また、熱中症予防のために、飲み物のご用意を。
シーカヤックを教えてくれる、インストラクターの玉城欣也さん。
沖縄県内はもちろん、ハワイやカナダなど、
世界中の海を経験した、ベテランインストラクターです。
ライフジャケットをしっかりと身に付けた後、
玉城さんからパドルの持ち方や漕ぎ方、注意点などの安全講習を受けます。
そして、いよいよ体験へ。
カヤックには、一人乗りと二人乗りがありますが、
今回は参加メンバーそれぞれが一人乗りでチャレンジ!
カヤックを浮かべて、
乗り方やパドルの置き方、艇内に入ってきた海水の排水方法など、
カヤックの仕組みまでを細かく習います。
そして、いざ海へLet’s GO!
前進、後退、ターンなど、
玉城さんのお手本を見ながら実践し、少しずつ体に覚えさせます。
漕ぎ手で海水を引きつつ、反対の手で押す。
それを左右繰り返して、前へと進みます。
後退する時は、その反対。
さあ、漕ぎ方を覚えたら、どこまでも続く白い浜辺に沿いながら皆で前進!
鮮やかな夏空の下で、
海風に背中を押されながら、軽やかに漕ぎます。
心地よい風が頬をつたい、気分爽快!
この日は、絶好のカヤック日和。
太陽の陽射しが、静かにゆれる水面をキラキラと輝かせていました。
もちろん、透明度も抜群!
まるでカヤックが宙に浮いているかのよう…。
ドキドキしながら始めたカヤックにもすっかり慣れてくると、
周辺の島々の景色を眺めたり、温かい海水に足を浸したりと、
海を堪能する余裕が生まれます。
続いては、「海の駅 あやはし館」の建物裏へ。
ここは水深が深くなっているので、海の色も濃くなります。
少し風が出てくるので、パドルを漕ぐ力もグッと強まります。
漕ぎ進めていくと、向こうには海中道路が。
全長4.7kmも続く、海上道路として東洋一の長さ誇る海中道路。
平安座島(へんざじま)、宮城島、浜比嘉島、伊計島、
各離島を繋ぐ大事な道路です。
そんな海中道路を、海の上から眺められるのもカヤックならではですね。
「世界中をまわってきたけど、やっぱりうるまの海が一番!」と語る玉城さん。
お父さんが漁師だったこともあり、幼少期より海に慣れ親しんできました。
ダイビングやサーフィンなど、マリンスポーツを何でもこなす海の達人です。
「海中道路は、風が強い日でも道路を挟むと風向きが異なり、
波が穏やかな場所があるので、シーカヤックを体験するには打ってつけの場所。
また、浜比嘉島の沖では、
海側から島の絶壁を眺めることもできて、とても感動しますよ。
ぜひ、世界に誇る、うるまの海を楽しんでください!」と、
力強いコメントをしてくれました。
海面に近いシーカヤックから望む青い海と白い砂浜、
そして島々の姿はより雄大に感じ、
まるで、自然に抱かれているような感覚を覚えます。
どこまでも続くスカイブルーの海で、ちょっとした海の冒険をしてみませんか?
うるま市観光物産協会「シーカヤック体験」
所在地/うるま市与那城屋平4番地先
電話/098-978-0077
受付時間/9:00~15:00
メールアドレス/info@uruma-ru.jp
※海中道路コース、浜比嘉島コースあり。料金は各コースにより異なる。
掲載日 2016年8月12日