沖縄も少しずつ心地良さを感じる季節になりました。

そんな秋の気配に誘われて“乗馬”などいかがでしょうか?

うるま市美原の高台にある「美原乗馬クラブ」。

うるま市にお住まいの方なら、道路から見える馬たちに目を奪われた経験もあるのでは。

真下に広がる海を眺めながら、

何とも爽快で、ぜいたくな乗馬体験をしてきました。

まず始めに、厩舎に足を運ぶと・・・。

サラブレッドをはじめ、宮古馬、ポニーなど数種の馬が。

サラブレッドの中には、有馬記念、天皇賞などのGIレースに参戦した馬や、

日本を代表する大物騎手を乗せた経験のある名馬もいます!

今回お世話になったのは、サラブレッドのビッグナカヤマ。

過去GIレースに出場し、中山や東京競馬場で優勝した経歴の持ち主です!

今でも新聞記者や当時のファンが沖縄まで逢いに来るそう。

現在23歳で、人間の年齢だと80歳近いそうですが、

立ち姿はとても凛々しく、生涯現役の佇まい。

気性が穏やかで、乗馬としても大変良い馬と、

インストラクターの山下幸雄さんは目を細めます。

「はじめまして、今日はよろしくね」

まず、馬は乗る人の声を覚えるので、

乗馬する前に餌をあげたり、やさしく声をかけながら

馬とコミュニケーションをとっていきます。

 

その後、手綱を引きながら一緒に馬場をテクテク。

大事なのは「堂々と!」。

馬は人の目線と同じ方向に進むので、

馬の顔を見ながら歩いたり、キョロキョロしてしまうと、

馬がどこに進んでいいか分からなくなるとのこと。

まっすぐ前を向いて進みましょう!

引き馬をして人に慣れてきたら、いよいよ乗馬です。

馬にまたがると目線が一気に上昇し、2m以上の視界に!

潮風を切って走る爽快感をぜひ味わってみてください。

最初はゆっくり、馬と呼吸を合わせながら、常歩、軽速歩と少しずつ速度を早めていきます。

スピードが出てきても、インストラクターがしっかり支持を出してくれるので安心。

ちなみに、リズム感と体幹がしっかりしていると上達が早いそうですよ・・・。

ところで、みなさん、馬とポニーの違いをご存知ですか?

馬の身長(体高)は、地面から“き甲”といわれる

首の付け根の盛り上がった部分までを測ります。

それが147cm以下の小型の馬を総称して“ポニー”と呼び、

それ以上は“馬”になるそうです。

さらに、豆知識を。

こちら、何だと思いますか?

これは馬の証明手帳、人間でいうと健康保険証といったところです。

出生場所から渡航歴、予防接種や投薬の状況までここに全て書き込まれており

これをもとに健康状態を管理しているのです。

予防接種も、インフルエンザ、日本脳炎、破傷風など

人間と同じ注射を毎年接種。

人を乗せる役目があるので、厳重なコンディション管理のもと飼育されています。

そんな豆知識を習得しながら、

馬たちとの触れ合いを楽しむこともおススメ。

今回ご案内いただいた山下さんをはじめ、

ベテランのインストラクターが親切に指導してくれますので、

初めての乗馬でも安心して楽しむことが出来ます。

「青い海を眺めながらの乗馬は格別ですよ!」

そんな山下さんの誘い文句に乗ってみませんか?

潮風に吹かれて沖縄ならではの乗馬体験を 美原乗馬クラブ

美原乗馬クラブ

所在地/うるま市石川東恩納1495-7

電話・FAX/098-964-6278

※見学時要連絡

ホームページ/http://miharahorse.com