うるま市には、橋でつながっていない有人離島があります。

勝連半島のはしっこから高速艇で約15分(フェリーで約30分)の場所にある津堅島(つけんじま)です。

入り口は、勝連半島の平敷屋港。

平敷屋発7:30から津堅島発17:30まで1日5往復と、アクセスも申し分ありません。

津堅島に上陸すると、ターミナルにいきなり「キャロット愛ランド」の文字が。

そう、ここ津堅島は「津堅にんじん」の栽培が盛んで、

実に島の80%を占める畑の中で60%がにんじん畑という規模です。

今回は、1泊2日で、そんな津堅島の生活・文化を体験していきます。

まずは津堅島の移動手段・自転車を借りに「あずま商店」さんへ。

タイヤの空気がすこ〜し足りなくてもご愛嬌。

「何でも自分で」が離島スタイルです。

自転車の旅の前に、まずは腹ごしらえ。

島唯一の飲食店「食事処 津堅みやらび」で津堅島初の食事。

地元の人たちと一緒に食事をして、気分はもうすっかり島民です。

お腹が満たされたら、早速、島一周サイクリングへ。

最初に向かったのは、漁港。

ここでは、来年の収穫に向けて、もずくの種付けが行われていました。

津堅のもずく生産量は、実は日本有数!

もずく養殖をやっているのは日本だけで、中でも沖縄県の勝連漁業協同組合の生産量が日本一なのですが、

その勝連漁協の大半が津堅島産なんです。

 

その後は、島の観光スポットである、

「ニンジン展望台」「ホートゥガー(鳩の井戸)」「トゥマイ浜」

などを巡ります。

 

自転車で島の風を感じながら走っているだけで、石垣の続く道、路傍の草花、

三枚肉(皮付きバラ肉)を干すロープ、シーサーなど、

島の文化を感じられる、なんとも贅沢な時間です。

夜は、ツアーガイドを務めていただいた神村賢次郎さんが営む

「民宿 おうち-ouchi-」で交流会が開かれました。

ここ、「民宿 おうち-ouchi-」は1日1組限定の宿。

「おうち」というコンセプトで、その日だけは宿泊者の「おうち」になります。

ということで、この日は「金城さんのおうち」に全員集合!

乾杯の後は、「魚汁」「いかすみ汁&いかすみ島豆腐」「混ぜご飯」

「ミーバイのバター焼き」「刺身盛り」と、

どれも食べ応え十分&味絶品の漁師飯が続々。

配膳、取り分けも全員が役割分担でこなして、すっかり合宿状態。

これも神村さんの“作戦”で、一行はもう家族のような雰囲気です。

翌朝は、同じ場所で「島ぞうりのカービング体験」。

デザインを決めて、下絵を書いて、島ぞうりに転写して、

ペンナイフで掘っていくという約3時間の工程で完成を目指します。

ヤシの実、名前のイニシャル、アニメのキャラクターなど、

思い思いのデザインを掘っていくのですが、これがなかなか難しい。

削りすぎてしまったり、ギザギザになってしまったり…。

子供はもちろん、大人たちも子供の頃の図画工作の時間を思い出したように生き生きと、

そして、必死に取り組む姿が印象的でした。

最後は完成した作品とともに、みんなで記念撮影。

愛着を持って、大事に履きましょうねー。

さて、1泊2日の津堅島の旅もいよいよ終盤。

 

神村さん司会のもと、良かった点、改善した方がいい点などを意見交換。

2日間どっぷり“津堅島時間”に浸り、その中で感じたことを真剣に語り合う場は、

すごく貴重で、言葉にならないかけがえのないものになりました。

神村さんは「今回はモニターツアーですが、皆さんのご意見を参考に、

今後は民宿『おうち』のオリジナルツアーも視野に、通常ツアーにしていきたい」とコメント。

「今度はにんじんの収穫体験がしたい」「また来よう」など、充実した旅に全員が満足顔でした。

そんな“津堅島時間”を、皆さんも体験しに来ませんか?

 

 

地元交流と文化&食体験ができる「津堅島」ツアー同行記

民宿 おうち-ouchi-

所在地/沖縄県うるま市勝連津堅1524

電話/080-6482-4340

営業時間/チェックイン14:00、チェックアウト11:00

定休日/無休

https://www.facebook.com/tsuken.ouchi

掲載日 2017年12月22日