朝晩少し肌寒さを感じるようになった沖縄でも、年末の風物詩を見かけるようになりました。
街のイルミネーションもクリスマス感をあおります。
うるま市石川の菓子・パン工房「プティ・フール」の厨房も、
クリスマスの訪れを前に、徐々に慌ただしくなっているようです。
ちょっと覗いてみましょう。
作っているのは…そう、クリスマスケーキ!
焼き上がったスポンジに、最後の仕上げをしていました。
3段重ねのケーキを作るため、まずはスポンジを3等分に。
デコレーションするイチゴをカットすると、甘酸っぱい香りが鼻をくすぐります。
デコレーションに欠かせない、ふんわりとした生クリームはまるで雲のよう。
スポンジに生クリームを塗り、イチゴをふんだんに乗せてサンドしていきます。
力加減に気を付けながら、生クリームでコーティング。
大事な過程なだけに、その眼差しは真剣そのもの!
ホイップクリームの上にイチゴをのせ、
粉雪を思わせるような砂糖をふりかけ…
サンタの飾りつけをして、完成!
こちらがクリスマスケーキで一番人気の「生クリームケーキ」。
にっこりほほ笑むサンタがかわいらしいですね。
ここで、店内もチェック!
ふわっと甘い香りに包まれる空間には、いたるところにお店自慢のお菓子があって
ケーキのあるショーケースにたどり着くまでについつい目移りしてしまいます。
ケーキはもちろん、うるま市の特産品を使用したまんじゅうも見逃せません!
うるま市名産の黄金芋と、宮城島でつくられた「ぬちまーす」を使用した「うるまの埋蔵金」。
うるま市の山城茶を使用した「みほそまんじゅう」。
ぜひ一度味わっていただきたい一品です。
「美味しそう! すぐ食べたい!」なんて、欲ばりな方もご安心を。
ゆったりとくつろげるイートインスペースが用意されています。
ドリンクバーとお店手作りのパンが並ぶイートインスペースでは
優雅なティータイムを過ごすことができます。
この日も満席!
地元の方がゆったりと思い思いに過ごしていました。
2015年で創業30年を迎え、うるま市内に3店舗を構える「プティ・フール」。
「うるま市でケーキと言えば、ここ!」という方もいるのではないでしょうか。
平日の昼間でも、絶えることなくお客さんが続々と来店。
そんな忙しさの中でも、スタッフのみなさん笑顔でお客さんと接している姿が印象的でした。
車いすの方でも気軽に来られるよう、入口がバリアフリーなのも嬉しいですね。
味はもちろん、そんな心配りがあるところも人気の秘密なのかもしれません。
お腹も心もホッコリと優しい気持ちで満たしてくれる、そんなお店です。