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昨年に発刊した観光タブロイド誌

「d design travel WORKSHOP URUMA」

「ロングライフデザイン」を提唱するデザイン活動家・ナガオカケンメイさん率いる、

d design travelの編集部指導の下、

うるま市らしい個性を持ち、長く愛され続けているものを

市民のみなさんが選び出し、取材を行い、

ロングライフデザインの視点を取り入れて紹介しています。

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その土地らしさを見極め、長く愛される街づくりのために、

どんな視点を持ったらいいのか、ナガオカケンメイさんによる

トークショーとワークショップでこのプロジェクトはスタートしました。

約半年の月日をかけて、編集の視点、取材の方法、原稿の書き方を学び

「d design travel WORKSHOP URUMA」号の発刊に至っています。

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本当にいいと思った場所なら体験したありのままを書き、

特殊レンズや合成などといった

過剰な装飾を施さないというルールに沿うことで

よりリアルで感動が伝わる観光情報誌を作り上げました。

このワークショップでは、単に原稿執筆の方法を学んだだけではなく、

「自分たちの土地らしさとはなんだろう?」と

改めて考え、見つめ直す機会にもなりました。

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ワークショップ号に関する記事は下記にも詳細がありますので、

是非ご覧くださいね。

“うるま市らしさ”をデザイン D DESIGN TRAVEL WORKSHOP URUMA発行

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そして今年11月の某日、再びワークショップメンバーが集います。

今後も県内外の方が、継続的にうるまに足を運ぶきっかけづくりと

より楽しくうるまの魅力を知ってもらう過ごし方を

具体的に紹介するため、WORKSHOP号を基にした

「まる1日、うるま市らしさを体感する旅=ぐるぐるうるま」を考えました。

この「◯◯ぐるぐる」は、

各県のd design travel発行後には必ず開催されているもので、

観光情報誌を読むだけでなく、掲載されている場所に実際に足を運び、

見て、感じてもらうことで、読者と地域を結ぶきっかけづくりになっています。

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それぞれの場所を効果的に巡るには…。

ただ巡るだけでなく、どの順序で巡っていくか。

時間帯は?移動手段は?

参加者たちは知恵を絞りながら、

コースづくりを行っていきます。

書きだしたスポットを一つ一つ、紙芝居のようにめくりながら、

皆の前で、考えた観光コースをプレゼンテーション。

“なぜ、そのスポットを選んだのか”

“どう効率よくて魅力的なのか”など、

自分たちの考えを伝えます。

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同じようなスポットを巡るとはいえ、

グループによってテーマが違えば、巡り方や楽しみ方も様々。

「うるまでアウトドア」コースは、

海の駅あやはし館を出発し、宮城島の池味漁港からシーカヤックに乗り込み、

海上で日の出や絶景スポット・果報バンタを満喫した後、

古民家食堂てぃーらぶいで空腹を満たすという内容。

また、「石川闘牛コース」では、

神村酒造で泡盛を堪能した後、闘牛大会を鑑賞し、

カフェのNIWA CAFEでお食事。

最後は、ギャラリーはらいそでお買い物を楽しむという

うるま市名物の闘牛を盛り込んだコース。

どのコースもうるま市の魅力が詰まっていて、楽しそう!

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こちらは参加者の久田裕子さん。

「なかなか地元を全体的にみて何があるか?

何が出来るか?などを真剣に考える機会がないので、良い勉強になりました。

また、市外に住む方々が感じるうるま市の魅力も伺えたので、

改めてうるま市の良さを再認識でき地元がもっと好きになりました」

とワークショップ参加の感想を話します。

後日、参加者が提案した「ぐるぐるうるま」から、

よりうるま市の魅力を感じられるコースを

「d design travel」発行人のナガオカケンメイさんと、松添みつこさんが選定。

そして、決定となったコースはこちら。

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サイクリングを楽しみながら、

海中道路や浜比嘉大橋、島の風景を堪能する、

うるま市ならではの素敵な場所を巡るコース。

果たして、どんなコースになっているのでしょうか…。

後半では、ナガオカケンメイさんや、松添みつこさん、

そしてワークショップメンバーと一緒に巡った

「ぐるぐるうるま」をレポート致します。

(後編へつづく)

【注釈】

d design travel workshop URUMAとは

D&D EPARTMENT PROJECTが発行する47都道府県のその土地らしさを

「デザインの目線」を持って編集した観光ガイド「d design travel」(発行人:ナガオカケンメイ)。

その土地らしいこと、その 土地の大切なメッセージを伝えていること、その土地の人がやっていること、

価格が手軽であること、 デザインの工夫があることを取材先の選定基準とし、長く続くその土地の本質を紹介している。

「d design travel workshop URUMA」では、「d design travel」の編集方式に沿って、

d design travel編集部が、取材箇所の選定方法、取材の仕方、原稿の書き方をレクチャーし、

24名の市民参加型 で製作した(2016年2月発行)。

発行されたタブロイド誌は、うるま市内だけでなく全国の D&DEPARTMENT各店舗で配布された。

詳細は下記ページを参照 http://www.urumajikan.com/look/ddesigntraveluruma/

掲載日 2016年12月2日

うるま市らしさを実感できるうるまの過ごし方を考えよう