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うるま市の魅力がギュッと詰まっていて、うるま市を訪れる人がもっと楽しめる…

うるま市らしさの伝え方を半年かけて学んだ

d design travel WORKSHOP URUMA号のワークショップメンバーが

うるま市のロングライフデザインを感じられる観光コースを考案しました。

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詳細は前半編「うるま市らしさを実感できるうるまの過ごし方を考えよう」をごらんください

後日、すべての観光コースを見て

D&DEPARTMENT PROJECTの

ナガオカケンメイさんと松添みつこさんが選び決定したのがこのコース。

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よく晴れた11月13日(日)。

集合場所のうるま市役所新庁舎前には、

東京から駆け付けたナガオカケンメイさんをはじめ、

ワークショップメンバーが再集結しました。

いよいよ、うるまの魅力を体感する「ぐるぐるうるま」実践です!!

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まずは、うるま市随一の観光スポット・海中道路へ車で向かいます。

海中道路までの車中では、

うるま市の商品開発やイベントを仕掛ける、

「プロモーションうるま」代表の中村さんが、

豆知識を交えながら、これから巡るスポットの説明を行います。

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楽しい車中はあっという間で、気がつけば海中道路に到着。

海のブルーグラデーションが心地よい景色が広がっています。

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まずは、うるま市観光物産協会に設置された

「美ら島海道観光案内所」で、自転車をレンタル。

これから続く島々への道のりは、自転車で移動します。

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ヘルメットを被って準備はOK! いざサイクリングスタート!

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「美ら島海道観光案内所」から、なだらかな道が続く平安座島を越えると、

浜比嘉島へ渡る「浜比嘉大橋」へ。

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青い海を横に、心地よい潮風を感じながら、

最初の難関である浜比嘉大橋でペダルをグッと踏み込みます。

ナガオカケンメイさんも手を振って、とても楽しそうな感じ!

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橋のてっぺんでは、周辺の島々と、金武湾、太平洋の大海原が見渡せます。

頑張って漕いだ後なのでちょっとフラつきながらも、

自転車で登ってきたからこその爽快感。

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浜比嘉大橋を超えた左側は「比嘉」の集落。

最初に訪れたのは、琉球開祖の神・アマミチューが眠る墓。

波音だけが響く、静寂な場所。

岩場に造られた拝所で、皆一緒にウートートー(手を合わせて拝む)。

「島でゆっくり過ごさせてくださいね」

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拝所で手を合わせ振り返るとこの景色。

先ほど、自分で自転車を漕いで通った、

平安座島(右)から浜比嘉島(左)へと続く浜比嘉大橋の姿が望めます。

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アマミチューを訪れた記念に、

岩場でかくれんぼをするかのように、皆でパシャ!

しばしの休憩です。

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さて、アマミチューを後にして、

もっと比嘉集落の奥へと進んでみましょう。

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途中でモズクの水槽を発見。

この大きな水槽の中で、ある程度の大きさまで育ってから、

海中の養殖場に植え付けるそうです。

こうやって目的地の途中で、気軽に立ち寄れるのは

サイクリングの醍醐味ですね。

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次に到着したのは、こちらも聖地シルミチュー

どんなに暑い日でも周囲の木々が日陰を作り、涼しい空間を演出しています。

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108段ある階段を登りきると、大きな岩の下に開けた場所が。

そのそばには洞窟があり、

琉球開祖の神、アマミチューとシルミチューが子どもを設けた場所とされています。

今では、子宝祈願のパワースポットとして、連日、訪れる人が途切れません。

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木漏れ日が陽射しを和らげ、静かな癒しの空間。

サイクリングと長~い階段を上りきった足をいたわりながら、ちょっと休憩。

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パワースポットで充電した後は、再度出発。

もう皆すっかり、サイクリングにも慣れた様子。

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浜比嘉大橋方面へ戻り、次は「浜」の集落へ。

大きなガジュマルの木がその圧倒的な存在感を示している場所。

シヌグ堂と呼ばれている、東(あがり)の御嶽で、

時化(しけ)を祈願するという珍しい拝所です。

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時刻はそろそろお昼時。身体を動かしたのでお腹も空いてきました。

皆が一休みしているのは、築80年以上の古民家を利用した

古民家食堂てぃーらぶい」。

今日のお昼ご飯はこちらでいただきます。

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前菜でしょうか?店主から粋な計らいの

“ウェルカム流しソーメン”。

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しかも、ソーメンにもずく入り!

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流れてくるもずく入りソーメンを、

サッとすくいダシの効いたつゆでいただきます。

この日は店舗がお休みのところを特別に開けてもらったので、

お昼ご飯もみんなでお手伝い。

「てぃーらぶい」の店主が、役割分担を決めるクジを用意してくれました。

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ナガオカケンメイさんは、

「じゅーしー(沖縄風炊き込みご飯)奉行」担当に。

普段は入れない厨房にお邪魔して

それぞれの持ち場を楽しみながら担当。

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冬瓜と鶏手羽などが入ったお汁とじゅーしーに、

おかずには、季節野菜とスーチカー(豚ばら肉の塩漬け)のあんだんす(油みそ)炒め。

この日の季節の野菜はオクラ。

付け合せはじーまみー(ピーナッツ)豆腐揚げ。

美味しい沖縄料理に舌鼓を打ちながら、空腹を満たします。

食後には、うるま市観光物産協会のスタッフが“唄者”として、唄と三線を披露。

のびやかな歌声と美しい三線の音色に、ココロ癒されるシーンも。

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お腹もココロもいっぱいになった後は、また元気に集落内を散策。

古民家食堂てぃーらぶい」のすぐ裏手にある「kainowa」へ。

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夜光貝や高瀬貝でアクセサリーを販売しているショップ&工房「kainowa」へ。

シェルクラフト作家の川初真さんの手によって生み出される、

シンプルな貝のアクセサリーは

長年かけて生み出された貝の模様を美しく引き出したデザイン。

遠方からも多くのファンが訪れる工房です。

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浜比嘉島で過ごした後は、車でお隣の宮城島へ移動。

島の人気観光スポット、「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」へ。

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敷地内にある絶景スポット「果報バンタ」では、

沖縄本島や周辺離島、太平洋の海が望めます。

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強い海風を肌で感じながら、その壮大な景色を堪能。

沖縄の大自然が感じられます。

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その後は、ギネス認定の塩・ぬちまーすが作られている工場を見学。

海水を噴射して、一瞬で水分を飛ばす製法によって、

ミネラル豊富なお塩を作り出しています。

皆、真剣にガイドさんの説明に耳を傾けています。

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さて、今回のコースはこれで終了。

海中道路からサイクリングで始まり、

浜比嘉島と宮城島のパワースポットやグルメ、ショップを満喫した、

島で過ごす旅でした。

と、終了と思いきや…

コース最終地点となる「おでん いこい」へ。

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ビール片手に乾杯!

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老舗おでん屋のアンマー(お母さん)たちが作る温かいおでん。

柔らかく煮込まれたホロホロのてびち(豚足)と

丸ごとのじゃがいもや島豆腐。

どれも、しっかりと味が染み込んでいます。

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「“地元の人が観光客と一緒にうるま市を巡る”、それ自体が特別。

浜比嘉大橋も車だとあっという間で味気ない。

自転車だとゆっくりと景色が眺められるし、

大勢で一気に巡ることができるので、連帯感が生まれる」

と、体験した感想を語るナガオカケンメイさん。

ワークショップからメンバーを支えてきた松添みつこさんは、

「何が自分達らしいのかというのを地元の人が自覚するのは一番難しいところ。

外からの視点を意識するだけではなく、

実際に外の人たちと協業するということが必要なんだと思います。

ぐるぐるコースをワークショップ参加者の方達と回ってみて、

『意外に実はここには初めて来た』という人が多かったことを知り

外から来た人を案内するためなどという

きっかけが必要なんだな、と思いました。

次は、うるま市で泊まるコースを考えて、

県外からの参加者を募って実施しても面白いかも」と、

今後の展開に期待を寄せていました。

参加者からは、

「サイクリングだと無言で走るから“無”になることができ、目に飛び込む景色や風をじっくりと感じられる。

また、予定外の場所にも立ち寄れるのも楽しかった」

「古民家食堂も初めて行ったし、パワースポットからも綺麗な景色が見れるのを知った。

県外から友達が来た際は、一緒にまた巡って見たい」

と満足した様子で感想を話してくれました。

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身近にありながらも、または沖縄に何度か来ていても

なかなか足を運んでいない場所。

うるま市には、まだまだたくさんの魅力がある場所が詰まっています。

次はあなたも、うるまの魅力を丸ごと体験してみませんか?

うるま市観光物産協会

所在地/うるま市与那城屋平4番地先

電話/098-978-0077

http://uruma-ru.jp/

アマミチュー

所在地/うるま市勝連比嘉

http://www.urumajikan.com/look/amami-chu/

シルミチュー

所在地/うるま市勝連浜(兼久)

http://www.urumajikan.com/look/sirumi-chu/

古民家食堂てぃーらぶい

所在地/うるま市勝連浜56

電話/098-977-7688

http://www.urumajikan.com/eat/thirabui/

kainowa

所在地/うるま市勝連浜97

電話/098-977-7860

http://kainowa.com/

ぬちまーす観光製塩ファクトリー

所在地/うるま市与那城宮城2768

電話/098-983-1140

http://nutima-su.jp/

瑠庵+島色(閉店)

所在地/うるま与那城桃原428-2

電話/050-3716-4282

https://www.facebook.com/ruanshimairo/

お食事処 おでん いこい

所在地/うるま市平良川206-2

電話/098-973-4061

http://www.urumajikan.com/eat/ikoi/

掲載日 2016年12月3日

うるま市らしさを実感できるうるまの過ごし方を考えよう
~うるまのロングライフデザインを感じられる「ぐるぐるうるま」~