身体が冷めにくい保温効果や、美肌効果もあり
「あたたまる!」「肌がスベスベになりそう!」
とユンタク(おしゃべり)しながら膝を寄せあってお湯に浸かります。
程よくお腹も空いたところで、「島の家」の愛称で呼ばれる伊計集落の古民家へ移動し、
待ちに待ったランチタイム!
うるま市石川曙にあるNIWA CAFÉの、特製ランチボックスをいただきます。
県産鶏の自家製ハムと津堅島の人参で作ったキャロットラペのサンドイッチ。
伊計島特産黄金芋を使ったポタージュは旨味がぎゅぎゅっと詰まった濃厚な味わい。
家庭でも再現できるようにとレシピ付きなのも素敵です。
ランチのあとは伊計島に長年住み暮らしている岸本次夫(きしもと・つぎお)さんの案内で、
伊計島の集落散策へ。
「宮城島との間の橋が架かった昭和57年頃までは、
ここまで生活用水を汲みに来るのが自分たちの仕事だったわけ。
上下水道がきちんと整備されるまでさ。
今40歳くらいの人は、もうそんな風に暮らしてたって知らないはずだけどね」
生まれも育ちも伊計島の岸本さんにしかわからないエピソードが次々と飛び出します。
伊計島集落の拝みどころ「ヌドゥンチ」では、
敷地内を横切るようにして通っている神様の通り道を教えてもらいました。
それはガイドなしでは見過ごしてしまいそうな細い路地。
家と家の間の不自然に開いた路地もそのため。
路地や海沿いの道をのんびり歩き、約1時間の散策が終了。
古民家に戻ると岸本さんがみんなを喜ばせようと三線と歌を披露。
参加者一人ひとりが、一日を思い出しながら岸本さんの歌声に酔いしれました。
参加された方にお話を伺うと
「伊計島の古民家が残る風景は、小さい頃の地元の雰囲気に似ていて
懐かしい雰囲気に癒されました。反面、アートが浸透していたり、
温泉ができていたり新しい一面もあって魅力的でした」と充実の声も。
カメラを片手に参加したデザイナーの女性(日高さん)は
「伊計島の集落はそれぞれの屋根の色が赤や水色だったり、
各家の塀に様々な置物が飾られていたり、
シーサーが猫っぽかったり…と写真に収めたくなるスポットが満載でした」
と撮影した写真を見せてくれました。(上記4枚・撮影:
伊計島では毎年「イチハナリアートプロジェクト」が開催されていて
アーティストによる作品が島に残されているのも魅力のひとつ。(撮影:日高綾子)
海を眺めながらのヨガ、足湯、地産品のランチ、岸本さんとの集落散策…。
ドライブだけでは見ることができない島の風景や、島を愛する人々の想いに触れ、
参加メンバーは心も身体も癒された様子。
イチハナリ(沖縄本島から一番離れた島)とも呼ばれる歴史が息づく伊計島には、
離れているからこそ残る昔ながらの風景や人の温かさに溢れています。
あなたも伊計島で“癒し”体験してみませんか?
≪うるまを癒しのテーマで巡る過ごし方≫
足湯:AJリゾートアイランド伊計島
住所/うるま市与那城伊計1286
電話/098-983-1230
http://www.aj-hotels.com/ランチボックス:NIWA CAFÉ
住所/うるま市石川曙1-8-13HN131
電話/098-927-8607
※お弁当は要予約(内容はその日により変更あり)
https://www.facebook.com/NIWA-CAFE-1483887868495560/うるま市での屋外ヨガ体験・伊計島の集落ガイド:一般社団法人うるま市観光物産協会
TEL/098-978-0077
住所/うるま市与那城屋平4番地先
伊計島イベント撮影協力:アラカキヒロミツ
掲載日 2017年3月10日